神聖な町・ブハラ
ブハラは博物館のような都市と言われ、ゼラフシャン川下流部のオアシスに位置している。カラクル羊の毛皮、綿花、絹織物、金糸刺繍などを産する。古くからシルクロード上の要衝として知られ、9-10世紀にはサマニー朝、16-19世紀にはブハラ・ハーン国の首都として栄えた。サマニード墓(10世紀)、チャシュマ・アユブ泉、アルク城、ボロ・ハウスモスク、ミリ・アラブメドレセ、リャビ・ハウス池などの建築遺物が多く残っている。1993年、世界文化遺産に登録された。ブハラはメッカについで二つの聖なる街として認め、3000以上のモスクが発見された。昔、日本語でもボハラと書かれることがあった。
今でも多くの建造物が残り、サマニード廟 (イスマイール・サマニ)、チャシュマ・アイユブ廟、バラハウズ・モスク、アルク城、カラーン・ミナレットとポイカラーン・モスク、ウルグベクとアブドゥールアジス・ハン・メドレセ、チム・アブドゥッラ・ハン・ハンメドレセ、マゴキ・アッタリ・モスクなどを見学できる。
アルク城は歴代ブハラハーンの居城で、現在ののブハラの最も古い建造物の一つである。チンギス・ハーンによって大虐殺され、城も破壊され、1920年のソビエト赤軍による爆撃でほぼ崩壊し、現在は一部分しか残っていない。アルク城の裏側を見れば、その破壊具合が想像できる。現在、アルク城内にては地元の豊かな歴史を表す様々な博物館が見学できる。
旧市街を歩くと歴史のページを歩くよう」といわれるように140以上の記念物があり、その一つ一つが繰り返しのない様式をもち、過去の風景を今も守っている。